契約時は慎重に!個人事業主の業務委託トラブル防止策とは

業務委託トラブル相談所

フリーランスなどの個人事業主の方は、業務委託契約によって仕事をするケースも多いと思いますが、この「業務委託契約」が思わぬトラブルの元になることもあります。個人事業主が契約トラブルに巻き込まれると、場合によっては廃業に追い込まれることもありえます。契約時の注意点や業務委託関連のトラブル事例などを紹介しますので、基本的な知識を身につけ、締結時は慎重に確認しましょう。

業務委託契約を解説

フリーランスで働く個人事業主の方にお馴染みの契約といえば、「業務委託契約書」ではないでしょうか。締結頻度が高いだけに、トラブルも多いのがこの契約です。業務委託契約書に関する基礎知識と、契約の意味、そして契約締結時の注意点を解説します。業務委託契約はその柔軟性によりよく使われる契約書ですが、その柔軟性に落とし穴があります。書類名は業務委託契約書とうたっていても、その内容によっては違法派遣であったり雇用契約になっていたりするものもあるので注意が必要です。

よくあるトラブル事例

業務委託契約関係のよくあるトラブル事例を紹介します。偽装請負や二重派遣のような違法契約に該当するトラブルであったり、契約解除による損害賠償請求トラブル、さらに、報酬の支払いがされないというトラブルなど、様々なとトラブル事例があります。これらの事例は実によくありがちなトラブルで、フリーランスなどの個人事業主の方にとっては決して他人事ではありません。契約締結時には、業務委託契約という契約形態の特質を知り、どのようなトラブルがありえるのかという事前知識をもった上で、慎重に確認しなければなりません。

個人事業主のためのお役立ち情報

業務委託契約の知識やトラブル対策を紹介してきましたが、ここで少契約関連情報から離れ、個人事業主の方向けのお役立ち情報を幅広くご紹介します。「屋号付き口座の開設方法」や、「フリーランスの案件探しに役立つ情報」、さらに「個人事業主としてのマイナンバー制度対策」など、すでに個人事業主としてご活躍中の方はもちろん、これから個人事業主としての独立を検討している方におすすめの情報も発信します。ぜひ参考にしてください。

最新記事

有効活用したい補助金と助成金

個人事業主が事業の安定化を図るために必要なのは、資金を備えておくことです。出資や融資の場合は返済義務があったり自分の裁量で経営を進めづらくなったりさまざまな弊害があるため、そのような心配がない公的支援を大いに利用しましょう。 MORE

契約解除され損害賠償請求

個人事業主の業務委託トラブルによくあるのは、「一方的に契約を解除された上に損害賠償を請求される」というトラブルです。そんなバカな?!と思われるかもしれませんが、これは実際にあるトラブル事例なのです。このトラブルも、契約締結時に契約内容をしっかり確認していれば防げたケースが多々あります。契約を締結する際の確認がいかに大切かがおわかりいただけると思います。契約内容をきちんと確認したにも関わらずこのようなトラブルに巻き込まれてしまった場合は、迷わず法律の専門家に相談することをおすすめします。 MORE

業務委託契約とは?

フリーランスなどのように個人事業主として仕事をしていると、クライアントから「業務委託契約を締結しましょう」と言われることがあると思います。業務委託契約って何なのかを理解していないまま、中身をよく確認せずに締結してしまう方も多いようです。しかし、契約を締結する際は慎重に確認しなければなりません。本来、取引の条件等を明記して双方が合意したことを書面に残すことによって、後のトラブルを防止するための契約ですが、その契約が逆にトラブルにつながってしまうこともあるのです。まずは業務委託契約とは何ぞや?ということころから解説します。 MORE

特集記事

クライアントからの支払い問題

フリーランスなどの個人事業主によくあるトラブルは、「クライアントが仕事の報酬を支払ってくれない」という不払いのトラブルです。本来、契約書はこのようなトラブルを防ぐために締結するものです。しかし契約書の内容をしっかりと確認せずに締結してしまうと、クライアントにばかり有利な内容となっているケースもあるので、十分な注意が必要です。各自治体で、無料法律相談窓口が用意されていると思いますので、いざという時には、専門家に相談してみてください。 MORE

契約を結ぶ時の注意点

個人事業主が企業などと業務委託契約を締結する際に、最低限チェックすべきポイントを紹介します。契約期間や業務の内容、報酬額などは当たり前のように確認されると思いますので、ここではその他の注意ポイントをピックアップしました。まず、もっとも注意すべきポイントは「違約金」に関する条項です。高額な賠償金や違約金が設定されている契約は危険。あやしいと思った方が安全です。条項変更の交渉をし、応じてもらえないようであればその契約は締結しない方が無難です。 MORE

屋号付き口座を持つには?

個人事業主の方が開業直後に直面しがちなトラブルのひとつに、銀行口座の問題があります。それは、事業用の屋号付き銀行口座を開設しようとしたら銀行から拒否されて口座がつくれないというケースです。これはペイオフの影響によるもので、各銀行とも個人が複数の口座を開設することに対してうるさくなっているためです。しかし、個人事業主として仕事をするうえではプライベート用の口座と事業用の口座はわけてもちたいものです。屋号付き口座を開設するための知識をご紹介します。 MORE